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 これだけはチェックしておきたい重要アーティスト、おすすめアルバムをアルファベット別に紹介しています。

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グラシーニャ・レポラーシ
(Gracinha Leporace)

『グラシーニャ・レポラーシ(Gracinha Leporace ) 』(1968)

 グルーポ・マニフェストボサ・リオで活躍、後にセルジオ・メンデス・ブラジル77に加入しセルメンの奥さんになったグラシーニャ・レポラーシ。これは若干18歳の唯一のソロ・アルバムで、後のボサ・リオ、セルメンほどエンタテイメント性の強くない“切ない”感覚が貴重。伸びやかな歌声、完璧な歌唱力と、少女性を兼ね備えたデリケートなヴォーカルが、最後期の円熟したボサノヴァサウンドと奇跡的に融合した傑作です。

グルーポ・マニフェスト
(Grupo Manifesto)

NO.2 ヌメロ・ドイス 』(1968)

 1968年にエレンコからリリースされたグルーポ・マニフェストのセカンド・アルバム。このアルバムがリリースされた68年当時ブラジルで流行していたのは、世界的な潮流に漏れずビートルズを中心としたロックでした。そんな状況でブラジル独自のアコースティックなサウンドに回帰しようというコンセプトで作られたグループがこのグルーポ・マニフェストだったのです。(このコンセプトはムジカ・ノッサとも呼ばれ、他にもいろんなミュージシャンがこの運動に共鳴したアルバムを発表したが短命に終わりました)リズム的にはボサばかりでなくマルシャやノルデスチの様々なリズムが使われていますが、基本的にはエレンコのアルバムらしい洒落た雰囲気。後にセルジオ・メンデスの奥さんになったグラシーニャ・レポラーシのヴォーカルも聴けます。ソフト・ロックが好きな人にもお薦め。

 

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