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ボサノヴァとは

 最初にボサノヴァを聴いた時に誰もが抱く疑問はきっと「これはいったいどこの国の音楽なんだろう?」ではないでしょうか。サウンドはジャズに似てるけど少しリズムが違うし、言葉も英語ではなくあまり聴いたことのない響きで、ちょっと見当がつかないと思いますが答えはブラジルなんです。サッカー王国でありサンバの国であるホットな印象のブラジルから予想が出来ない人も多いと思いますがこれは間違いはありません。リズムはサンバから派生したものですし歌われている言語はブラジルの公用語であるポルトガル語です。ちなみにボサノヴァのボサとは「隆起」「素質」「傾向」「魅力」ノヴァは「新しい」という意味で、英語の「ニューウェイヴ」仏語の「ヌーヴェルヴァーグ」と少し感覚が似ています。ブラジルではボサノヴァの最盛期、冷蔵庫や洗濯機にまでボサノヴァという名前がつけられたそうです。(写真は当時の雑誌広告)
 ただし、いささか残念なことですがボサノヴァはジャマイカのレゲエのように現地で今も多くの人が聴いているような音楽ではなく、あくまで1950年代終わり頃から1960年代前半に一時的に流行ったものなのです。試しに日本にいるブラジル人に「あなたはボサノヴァ好きですか?」と尋ねてみてください。ほぼ100%の割合で不思議な顔をすることでしょう。もしかしたら若い人だったらボサノヴァという言葉すら知らないかもしれません。ブラジル本土では完全に懐メロ化しているといっても過言ではないのですね。

2016.8.16追記
リオデジャネイロ・オリンピックを機にボサノヴァはブラジルでも再度注目を集めそうです。そのあたりこのことを読売ONLINEに書かせていただきましたので併せてお読み頂けましたら幸いです。

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ボサノヴァの誕生

 ではボサノヴァはずっと昔からブラジルにあったものなのでしょうか。いいえそうではなく1950年代の終わりに当時の首都であるリオ・デ・ジャネイロ(現在の首都はブラジリア)で誕生したものなのです。そこを2人の重要人物に焦点を合わせ少し説明してみたいと思います。

 その当時のブラジルでは都会の若者が聴きたいと思う自国の音楽がありませんでした。彼らは当時主流のゆったりしたリズムで大人の色恋沙汰を歌うサンバカンソンや、農村部の陽気で素朴なバイヨンのレコードでは満足できないのでもっぱらアメリカから入ってくるジャズの輸入盤を聴いていたわけです。なかでもフランク・シナトラは絶大なる人気を誇っていました。シナトラのファンクラブには後にボサノヴァを創った沢山の人が所属していたそうです。しかし意気盛んな若者ですからアメリカの真似事ではなく自分たちで演奏できるオリジナルな音楽スタイルを模索していたんですね。そこに現れたのがジョアン・ジルベルトという一人の青年でした。ジョアンは数年前地方都市バイーアから歌手になるためにリオに出てきたのですがその時はうまくいかず一旦リオを離れていました。しかし数年の放浪の末見事に自分のスタイルであるギター弾き語りを完成しリオに舞い戻ってきていたのです。それをリオの若者たちが大歓迎し、またたく間にそのスタイルが大流行。これがボサノヴァと呼ばれることになったのです。
  さてジョアンはボサノヴァのトレードマークといえる歌とギターのコンビネーションを作り出しましたがもう一人忘れてはならない人がいます。それがボサノヴァの数々の名曲を作ったアントニオ・カルロス・ジョビン(トム・ジョビン)です。ジョビンはジョアンが現れる少し前くらいの時期から独自にモダンな作風を完成しつつあったのですが、ジョアンの出現によりインスピレーションを得て決定的に新しい音楽を生み出すことに成功しました。ジョアンの演奏法とジョビンの曲。それがボサノヴァの魅力のかなり大きな部分を担っているのは間違いがありません。

ジョアンとトム

ボサノヴァの特徴

 ナイロン弦アコースティックギターをバチーダと呼ばれる独特の弾き方で奏で、チェット・ベイカーのようにささやくように歌う。これが抜群にクールで新しく若者達にうけまくりました。ギターが爆発的に売れ学校では新しいコードの押さえ方の話題で持ちきりになったそうです。そして奏法とともに重要なのはモダンな響きを持ち転調を多用した楽曲の新しさでした。デリケートなサウンドに合わせてドラムも静かなリムショット奏法が開発されました。歌詞に関してもそれ以前には考えられないほど自由で若々しくなり哲学的な表現も取り入れられるようになりました。これらがすべて今日聴かれるボサノヴァの特徴となっています。

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