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これだけはチェックしておきたい重要アーティスト、おすすめアルバムをアルファベット別に紹介しています。
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レイラ・ピニェイロ
(Leila Pinheiro 1960-)【MPB】
声質と歌い方がエリス・ヘジーナに似たところがある実力派アーティスト。ボサノヴァ時代を経て次々と新しい作家のレパートリーに挑戦する姿勢もエリスを彷彿させます。サンバ等伝統的音楽に対するリスペクトも強く典型的MPB系の歌手と言えるでしょう。
『ボサノヴァにあふれる思い(Isso E Bossa Nova/Reencontro
)』(1994)
ジョアン・ジルベルトが歌ったことで有名になった曲を中心にきわめつけのボサノヴァの名曲をオーソドックスかつ豪華なアレンジで聴かせる作品。ジャケットもジョアン・ジルベルトのファースト・アルバム『Chega De Saudade』へのオマージュになっています。
レニーニ&スザーノ
(Lenine & Suzano)【MPB】
シンガーソングライターのレニーニとパンデイロの名手マルコス・スザーノが組んでいたユニット。現在はもう2人で活動していませんが各々が自分のフィールドで世界的に注目を集めています。
『魚眼(Olho De Peixe
)』(1993)
レニスザ名義の唯一のアルバム。基本的にレニーニの歌とギター、スザーノのパンデイロ(サンバで使用されるタンバリンに似た楽器)の音しか入っていないのが嘘のような重厚なサウンド。パンデイロだけでこんなことが出来てしまうということをリスナーに知らしめた金字塔的作品です。レニーニの声とギターもとても個性的。
ロー・ボルジス
(Lo Borges 1952-)【MPB】
ミルトン・ナシメントと行動を共にしていた「ミナス」派のシンガー・ソングライター。同じミナス派でもミルトンが黒人ならではのソウル的な感覚を持っているのに対し、ローの音楽は白人的なポップ感覚を持っています。ブラジル的、サンバ的な感覚はほとんど無いといっていいでしょう。このことは逆にローの音楽はロックファンにも聴きやすい入り口を持っているといえます。
『ロー・ボルジス(Lo Borges)』(1972)
ミルトンとのアルバム『クルビ・ダ・エスキーナ』と同じ1972年に制作されたロー・ボルジス単独名義のファーストアルバム。とはいえミナス派の仲間は全面参加で『クルビ・ダ・エスキーナ』と似た世界を聴かせます。何がミルトンのアルバムと違うかと考えると、やはり白人的な淡泊さでしょうか。ミルトンの声と作品は深遠な「神からの声」という感じがするのに対しロー・ボルジスはもっと身近な「青春」を感じさせる作品を作るように思います。
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