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これだけはチェックしておきたい重要アーティスト、おすすめアルバムをアルファベット別に紹介しています。
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ベベウ・ジルベルト
(Bebel Gilberto 1966-)【Contemporary】
『タント・テンポ(Tanto Tempo
)』(2000) ボサノヴァがエレクトロニカと相性がいいことはテイ・トウワが1994年にリリースしたソロアルバム『フューチャー・リスニング!』で証明済みでしたが、そのアルバムでマルコス・ヴァーリの「バトゥカーダ」を歌っていたのがこのベベウ・ジルベルトでした。その名が示すように彼女はボサノヴァの創造神ジョアン・ジルベルトと、自称スーパーボサノヴァマニアであるミウシャとの娘。彼女が敏腕プロデューサー、スバと作り上げた『タント・テンポ』は、テイ・トウワ作品よりもさらにアコースティック楽器とエレクトロニクスの自然な融合が計られた傑作。ベベウのヴォーカルも文句無く素晴らしいです。ちなみにスバはこのアルバムの完成直後事故によって早世してしまいました。
ベッチ・カルヴァーリョ
(Beth Carvalho 1946-2019)【Samba】
『すばらしき世界(Mundo Melhor
)』(1976)
近年のブラジル音楽発掘ブームによってサンバの女王ベッチ・カルヴァーリョが、実はボサノヴァ歌手としてデビューしていたことが一般的に知られるようになったわけですが、やはりベッチの本領はサンバといえます。なかでもこの『すばらしき世界』はカルトーラ、ネルソン・カヴァキーニョ、マルチーニョ・ダ・ヴィラ達の一級の“すばらしい”曲を、初期のフンド・ヂ・キンタウのメンバーがバッキングを務める“すばらしい”サウンドで聴かせる傑作。現在ブラジルでとても人気のあるサンバのスタイル“パゴーヂ”もベッチがいたからこそ出来上がったといっても過言ではないのです。
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